髪の毛を切りました。
おかっぱボブからショートへ。でも切ったのは5cmくらいかもしれない。
この日の朝、家を出る時に
「今日は午前中からミーティングと、お昼すぎから髪の毛を切ってきますね」
と旦那さんに伝え、自宅を出ました。
充実したミーティングから、いつもお世話になっているスタイリストさんに髪の毛を切っていただき、あれこれ家のものや自分のものの買い物をして、
「そろそろ帰りますね」
と連絡をして帰宅。
手にはネギや、その他野菜、寒中お見舞いなどを持ち帰り、旦那さんの一言
「おかえりなさい」
「ネギだ」
ワイルドに二枚重ねされた食パンを見て
わたし「ホットサンドメーカー使わなかったんだね」
「うん」
「………」もぐもぐ(お食事中)
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髪を切ってくるね、と言って出掛けたのが5時間ほど前。
気付かない。
こっちを見て、何度か顔を見たのに気付かない。
案外、気付いてもらえないということが、悲しい事なんだなと、感じながら、買い物の荷物をしまい2階の仕事場へ。
旦那さんも2階に仕事しにやって来た。
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ずっと気付かない。
なんだか悲しいを通り越して、わたしなんていても居なくても変わらんのかな、と思い始め
「髪の毛を切ったんですが…」
と言い放ち、そのまま頭を冷やすために外に出て今これを書いています。
その昔、いくつくらいだったかな。
小学校3.4年生くらいの頃かな。
いつも元気で、全く体調を崩すことがなかった(今思うと、本当に凄いことだと思います)母が、日曜日の朝、起きてこなかった。
父、わたし、2つ年下の弟、妹はまだ幼稚園だったかもしれない。
いつもなら、起きて何かしら家のことをしてくれていた母が起きてこないのを
「お母さん、疲れてるのかな」
「寝かせといてあげようよ」
と、弟とそんなような会話をしたのをおぼろげながら覚えていて。
母がお昼くらいに起きてきて、一言
「わたしが死んでも誰も気付かないんだ」
と、さめざめ涙を流していました。
どうも、熱があったらしく、体調が良くなくて起き上がってこれなかった母。
わたしと弟はびっくりして、いつも笑顔で明るい母が、こんなふうに泣くなんて、見た事がなく、ショックでつられて2人とも号泣しながら
「お母さん、ごめんね、ごめんね」
と謝ったのを、もうきっと30年以上経ったのに、覚えています。
あっ…今思い出しても泣きそう。(ここは近所のコンビニイートイン)
わたしは、小さな頃はよく感情的になって泣いたりしていましたが、弟が泣くのは珍しい事でした。
それから、お母さんを泣かせてはいけない、悲しませてはいけない、これからはお母さんが降りてこなかったら絶対に寝室を見に行こう、と、幼心に大反省しました。
お母さんは、この事を覚えているかなぁ。今度機会があったら聞いてみよう。
まとめると、
髪を切ったことに気付いてもらえない事ぐらいがなんだ
全く大した事ない
もっと大事な事があるだろう
という結論に至りました。
以外と自分は、気にしてもらいたいかまちょなんだなぁと、しょーもない奴だなぁと思いながら、この一連の感情の流れを味わう事ができて良かったと思います。
買い忘れたものを買い足して、そろそろ家に帰って、お夕飯の支度と仕事をしに戻ろうと思います。
セブンイレブンのカフェオレが美味しくて、身に染みました。
ありがとう。