言いたいことは1つだけ

今日は、漫画を制作するときにポイントとしていることのうちから1つピックアップして綴ります。

「言いたいことは1つだけ」

これまでに様々な読切り作品、連載作品を描かせていただいてきましたが、一回に掲載していただくページ数は、だいたい24ページから多いときは40ページ。1話が24~40ページの話となります。

これだけ枚数があると、あれもこれも詰め込みたくなりますが…

本当に言いたいこと、一番魅せたいシーンは「1つに絞った方が良い」ということ。

なぜなら、あれもこれも詰め込みすぎてしまうと、最後、読み終わった時に

「…で、何が言いたかった話なんだろう???」

情報過多になりすぎると、読者さんに伝えたいことが伝わりにくくなります。

情熱を込めて作ったお話なのに、1つのお話にあれもこれも詰め込みすぎてしまうと、何が伝えたかったのかがブレてしまう。
これでは、もったいないですよね。

漫画制作のノウハウ=ビジネス

実は、この「言いたいことは1つだけ」
ビジネスにおいても大変重要なポイントの一つだと感じています。わたしのもう1つの事業、MANGAブランディング(R)事業でも外せないポイントの1つです。

例えばブログ集客、動画を使った集客、メルマガを使った集客、今は様々な手法がありますが、あれもこれもテーマが3つ4つと盛りだくさんな内容のブログを読み終えて、どのくらいブログの内容が心に残るでしょうか?

また、5分間の動画に「ポイントは10個あります!」と10個説明が入っていたら、はたして5分間でどれくらい理解できるでしょうか?
(そもそも5分じゃ10個も話せないですよね;)

ポイントは情報を整理して「そぎ落とすこと」

漫画執筆を19年し続けて身についたのは、余計な部分をそぎ落とすこと。

そぎ落とした部分は、使えないのか?といったらそうではなくて、いずれまた違う場面で使える時が来るという事。

ストックですね。

一番読者さんに伝えたいこと、魅せたいシーンを決めたら、それがベストな形で伝わるように余分な部分をそぎ落とす作業をします。

そうすると、伝えたいこと、一番魅せたいシーンが際立ち、読者さんの心に残りやすくなるからです。

ビジネスにおいても、お客様に一番伝えたいことが決まったら、それがベストな形で伝わるように、余分をそぎ落とす必要があります。

そぎ落として、でもこれも伝えたい…と思う部分は、また別の機会に一番伝えたいこととしてお伝えする。この繰り返しだとわたしは考えています。

「言いたいことは1つだけ」

今日のわたしのお伝えしたいことは、これでした!
みなさんも、何か情報発信をしたい時に「今日はこれを一番言いたい!」が何か?ぜひ考えてみてくださいね!