あの日の思い出を、母に聞いてみた。

今日は、母とお世話になっている高井戸の理学美容院さんへ行ってきました。

ちょうど一年ほど前、母がおそらくストレスから髪の毛の円形脱毛、抜け毛に悩んでいて、どの皮膚科に行っても強い薬を出されたり、最終手段は頭皮に注射しかないと言われ、お手上げ状態でした。

そこで、わたしが以前所属していた異業種交流会でご一緒させていただいていた、美容室オーナーの社長さんに相談し、経営されている美容室の一つが、アレルギー専門の理学美容院なので、そちらをすすめていただきました。

今ではだんだんと髪の毛も生えてきて、快復に向かってきて、おかげさまで、母もいつもの笑顔を取り戻してきました。
感謝感激でございます…!
北田社長、本当にありがとうございますm(_ _)m

理学美容院 kagu

さてさて

いつも母と定期的にkaguさんへ通わせていただいたあとは、吉祥寺でのんびりランチをして、のんびり街を散策したりして過ごすのですが、今日は先日誕生日を迎えた母に、何か贈り物をしたいと思い、以前、大変あたたかな接客をしていただいた靴屋さんに、靴を選びに行きました。

普段もウォーキングなど意識して歩いている母。

来月、旅行に行く予定があるので、その時にも履けるようにと、足のサイズを測ってくださり、セミオーダーで中敷を作ってくださるasicsウォーキングさんへ行ってきました。

この1年で、髪の毛が綺麗に真っ白になった母に、普段は選ばないという真っ白なスニーカーを選んでもらい、足にぴったりの中敷を計測してもらい、プレゼントすることができました。

御歳65歳になった母は、いつも無意識に誰かに何かをしてもらったとき

「すみません」

と言う、つつましやかで謙虚な人です。

昔は全く不思議に思わなかったのですが、先日の記事にも書いたように、わたしも「人に迷惑をかけてしまうのはいけないこと」の想いが強かった事を、母の言葉でしみじみ感じることができるようになりました。

ああ、わたしも以前は、なにかしていただいた時謝っていたなぁ。母の娘なんだなぁ

でも、そろそろ母も「ありがとう」になる時が来るかしら

いつか、そうなったらいいなと思っていたのですが、今日、母の口から

「こんなにいい靴を履いたことがないわ」
「いいのかしら」

「とっても幸せだわ」

と、いう言葉が出て
わたしはその場で泣きそうになりました。
(今これを書いて泣いている)

今日は、なによりのプレゼントを、わたしがいただきました。

あの日の事、覚えてる?

そして、先日の記事で書いたこちら

母が体調を崩し、昼頃起きてきた話。
今日、一連の髪の毛を切ったことに気付かれない話から、こんなことを思い出したんだけど、覚えてる?と質問してみました。

「えーーー?!全然覚えてない!!(笑)」
「うそーーーーー(笑)」

とのことでした(笑)

続けて母は

「必死だったころかもしれないね」

と続けてくれました。

わたしが多分小学3年生頃だったと思うので、弟は小学1年生、妹は幼稚園生。28.9歳くらいだった母は、それはもう子育てに必死だったと思います。

わたしにはこどもがいないので、その苦労はどれだけ凄いことなのか。計り知れないと感じています。

命を守ってくれて、好きなことを好きなだけやらせてくれて、育てて見守ってくれた母と父に、できる限り恩を贈っていきたいです。

お母さん、今日もありがとうございました。